てまりうた

近況とか育児とかの記録

イヤイヤ期とは、親の価値観が可視化される発達イベントである

遅れてきたイヤイヤ期絶賛の我が子、3歳と少し経ちまして。

「〇〇する?」「〇〇は?」と聞くと100%「イヤ」と、へえ~ボタンを押すごとくハンコを押すごとく機械的に一律の返事をくださいます。わかりやすいですね。

「〇〇君」「イヤ」(なにが?名前がいやなん?ごめんやで?)

「お風呂入る?」「イヤ」⇒風呂場に行く (行くんかい、行かんと思ったら行くんかい)

みたいな感じで別にイヤだと思っていなくともイヤというんですね。

 

でも本気で嫌な場合が7割以上を占めていますので、まぁーそりゃ泣き・喚き・暴れ・散らかし・絶叫☆サイクルヒット!みたいなね。プリズムジャンプも飛べそうですね。

(情熱!熱風!スターライトキッス)

 

まあイヤイヤ期についてはあらゆるところでXやinstagramなんかで育児漫画とかたくさんあるので皆さんどこかでその壮絶さをお目にしたことがあるでしょうし、うちもそれにならってます。

 

さて親目線の話で、

私自身、女親なんですが、子供のイヤイヤ期については

・子供が自我を確立しようと様々な心の葛藤をもって成長している。

・ただの我がままではなく自身の主張を伝えようとしている。

・まだ言葉などで表現しきれないもどかしさにいら立っている。

・世間や社会、時間、規律、何もかもまだわからない状態で今から学習していくところである。そこに保育園や用事、日課、風呂や食事、着替え、こちらがすべてこちらの規則に従って子どもをそれに倣わそうとしている。教育であるので、みんながやっているので、必要なことだが少し前まで朝晩もわからない赤ちゃんだったのを胸に留める。

・愛情をはかっている

・発達段階的にわからない概念もまだたくさんあるのでそこを叱っても意味がない

などを頭に置いているため、本格的に叱ることは少ない。

彼の言うことも共感できる。いやだよな。

「いやだね~そうだね~」と共感しながらしれっと着替えさせたり手を引いて玄関に行き靴を履かせしれっと見送ったりする。もう少ししたら理由なんかを理解できてくるはずなので説明しながらやろうと思っている。

 

ちなみにライフハックなんですが、あまりにイヤイヤひどいときは「アレクサ」に話しかけて気をそらせる。これが抜群に気がそれるので親たちはオッケーグーグルやヘイシリを一回試しに頼ってみてほしい。

 

とまあ、イヤイヤ期も辟易することは多いがそこそこ楽しんでいる。

 

たいして男親である私のパートナーの夫はずいぶんと子どもにいら立っているようである。

また、私が子供がイヤイヤした時に叱らないことも彼にとってはいら立つ原因のようだ。

やくざみたいな口の悪いキレ方をするので「口が悪い」と諫めると「じゃあ君が子供を叱ってくれ」とこちらに飛び火したことが数回ある。

私は別にイヤイヤする子供を叱る必要を感じていない。

だが彼はイヤイヤは子供の我がままで親が怒ってしつけるべきと考えているようだ。

 

私から見ると夫はイヤイヤする子供に次第にイライラを募らせドカンとキレているように見える。根本は優しいがそもそもせっかちでイラチな部分がある。

自身の我慢の問題もあるようだが「イヤイヤ期イコール我儘」、怒って聞かせるのが正しいと認識しているようで私との子育ての考えにそもそも齟齬があるようだ。

 

この認識の違いをどうすり合わせればよいものか。

夫の中で私は子供を叱らない甘い親、と映っているのかもしれない。

まぁ怒るのめんどくさいって実はちょっと思っているけど。ん?いやちがうちがう。私はイヤイヤ期の葛藤と成長と自我がもごもごもんごめり

 

わたしだってキレることはある。だってムカつくし叩かれたりして痛いしうるさいし。

ただ無駄にキレたところで仕方がないのだと思っている。子供が怖がるだけ。父親はますます嫌われ母親ばっかりになってみたいな状態を避けたいのに。

夫婦のすり合わせをどうしていけばいいのか、少しずつは伝えているけれど、「お前は間違っとる」なんて早々言えるもんじゃない。私だって合ってるかわかんないのだし。

 

親の価値観すり合わせ方もアレクサに聞いてみようか。